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現代免疫物語 (ブルーバックス)
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| 商品カテゴリ: | 医学,薬学,医療,看護,介護
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| セールスランク: | 37610 位
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| 参考価格: | ¥ 987 (消費税込)
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奇跡的な免疫物語
とても面白い。興奮をもってあっという間に読んでしまった。日本の免疫学研究をリードしてきた著名な科学者と、科学ジャーナリストが共著として書いた本。対談などではなく、一人の人間が書いたかのようにまとまりがある。様々なエピソードや印象的な話題を盛り込み、読者を引き込んでいく科学ジャーナリスト。確実な科学的知識と、現場の人間が知っている歴史的経緯を述べる研究者。その二つがうまく結合している。読みやすいながら、記述に信頼が置ける。理想的な本である。
本書は免疫のシステムについて書かれた読み物である。主に人間、あるいは哺乳類の免疫がどうなっており、外敵に対してどう反応するか。それが花粉症、結核、白血病といった身近な事例をとって語られている。さらに、免疫に関する発見をした様々な科学者が登場する。研究成果を巡る科学者たちの情熱や悩み。意外な発見の経緯。国をまたいだ師弟関係や、命名を巡る対立など。どれも鮮やかに描かれており、興味を引かれる。後半のインターロイキン、TNF、受容体の話では歴史的経緯が前後する。ここでやや混乱を覚えた。
本書は免疫について書かれた、希有な名著である。誰にでも勧めたい本だ。日本の免疫研究のレベルの高さもうかがうことができる。
通りすがりのバイオ研究者
著者の一人である岸本氏は代表的な免疫学研究者である。
免疫学の発展の歴史が、日本人研究者のエピソードを中心に
進んでいて、研究の分野の臨場感が感じられる。
途中、細かすぎて分かりにくい内容の箇所があるが、
免疫のことをよく分からない人でも、
研究者の考え方/生活が書かれていて面白いのではないだろうか。
免疫に興味のある人だけではなく、他の分野の研究者が読んでも
楽しめるのではないだろうか。お勧めの一冊である。
興味をそそる書き方
まず身近なアレルギーの免疫反応から説明が始まり、社会的関心の高い臓器移植時の免疫反応と展開していく。
多くの研究者が免疫の仕組みを解明していく過程を紹介しており、それによって明らかになった免疫系への興味が湧くようになっている。
全体的に非常にわかりやすく解説されている。
面白い、易しい、でも用語がたくさんでやや混乱
エピローグに多様性の重要性が唱えられています。現在の猛獣のチーターは、そう遠くない過去に極少数まで生息数が減りそれから増えて今の状態になっていますので、個体差が小さく、その為、移植を行っても拒絶反応が余り起こらないほど多様性が小さい。そのため、何かの病原体などに感染したら皆同じような免疫反応で、絶滅の危機に今もさらされている。ヒトも多様性が大きい方が生存、文化の観点から望ましい。
最近、麻疹が流行しています。ワクチンの接種一度では免疫が不十分で罹患する可能性があるとか。免疫の主役は白血球です。この白血球はマクロファージ、リンパ球(B細胞、T細胞(さらにヘルパーT細胞とキラーT細胞がある))、顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球がある)などからなります。病原菌を直接退治するのはマクロファージ、キラーT細胞です。
また、アレルギーも免疫反応で、アレルギーになりやすいヒトはヘルパーT細胞(ヘルパーT1とヘルパーT2がありますが)ヘルパーT2が多い人がかかりやすい。
本筋は、免疫の仕組み、がん細胞、自己免疫症、エイズとの免疫治療などですが、免疫研究の状況、競争が丁寧に描かれています。
目次、索引によって用語の検索がしやすくなっていますので、出てきた言葉を忘れてもついていけます。
索引が充実
この種の本としてはとても分かりやすくできています。有名な免疫学者の岸本先生と元新聞記者の中嶋氏の組み合わせが良かったのだと推測します。
免疫の仕組みがその発見の経緯とともに解説され、サイトカインの名称の変更などで私の中で生じていた混乱がすっきりと整理されました。さらに関連するアポトーシス、抗体医薬、STATやJAKといった受容体の話などもポイントを押さえて解説されています。
もちろん研究の最先端の方々には不足でしょうが、CD4とCD8、IL-2とIL-4などで混乱しているレベルの私には、索引が充実しているのでありがたい本です。
講談社
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