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プルタルコス英雄伝〈下〉 (ちくま学芸文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 62839 位
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この巻はローマ人編
たぶん、三巻あるうちで一番読みやすい巻。ギリシャ・ローマで一番メジャーな人たちについて書かれたものなので。
登場人物は以下の通り。
[クラッスス]第一回三頭政治の立役者の一人。カエサルの最大の資金的パトロン。彼の借金の保証人になったこともある。
[ポンペイウス]第一回三頭政治の立役者の一人。絶頂と転落の人生を送る。
[カエサル]ご存知一番の有名人。モムゼンいわく「ローマで唯一の創造的天才」
[キケロ]ラテン語散文の名手。いろいろ問題のある面白いヤツ。彼に関してはデモステネスと比較した文章が附されている。
[アントニウス]キケロいわく「肉体が頑丈なだけが取り柄の無教養人で、酒に酔いしれ下品な娼婦と馬鹿騒ぎするしか能のない、剣闘士並みの男」
名誉欲、支配欲、エゴイズムに駆られ非業の最後になった人たちを扱った巻と言える。
訳文が読みやすくなっている
〜「プルターク英雄伝」と書かれることもある古典である本書。だれしも名前だけは聞いたことがある。 少し前に塩野七生氏の名著「ローマ人の物語」がヒットしたが、そのタネ本というべき本でもある。(もちろん塩野氏の本は、そのほかの研究成果なども踏まえているが) 私は正直に言って、ローマやギリシャなどのヨーロッパ古代については詳しくない。最初は〜〜塩野氏の本などを読みかけたが、意外と人間というのは忙しいものである。読みたい本も全部が全部、読めるわけではない。だったら最初から、古典、原典を読んでみよう。あのナポレオンも愛読したという書であるから何か得られるものもあるのではないか。そういう気持ちで本書を手にした。 読んでみて感じたのは、岩波文庫よりも訳文が読みやすいことは確かで〜〜ある。ただ、恐らくもとの原文が分かりにくいというか、こなれていない文章なのでしょう。分かりにくいところも多い。だが、当時の英雄たちを生々しく描いているのは事実だ。ちょっとした言葉や行動が、さりげなく書いてある。系統だった論述よりも、ちょっとした言動のほうが本人の人格を生々しく映し出すものだということを実感した。 本書では、ポンペイ〜〜ウス、カエサル、キケロなどについて書かれている。これまでカエサルはなんとなく悪人であるかのように思いこんでいたが、本書を読んでからは、むしろ希代の英雄であると思うようになった。〜
筑摩書房
プルタルコス英雄伝〈中〉 (ちくま学芸文庫) プルタルコス英雄伝〈上〉 (ちくま学芸文庫) 内乱記 (講談社学術文庫) ローマ皇帝伝 上 (1) (岩波文庫 青 440-1) キケロー書簡集 (岩波文庫)
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