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ふるさとの生活 (講談社学術文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 10430 位
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「生活」科の教科書
執筆当時は新進の民俗学者であった宮本が主に小学生を対象としてふるさとの生活史とくらしの成り立ち方を描いた読み物。子供向けということもありひらがなが多く、現代の大人には少し読みづらいところもあるが、書かれていることは正に「(当時の)生活のための教科書」といっていいのではないだろうか。
なぜ同じ島の中でも集落によって漁のやり方が異なるのか?なぜ祭りはいつも月の半ばに行うことになっているのか?身近な疑問点から出発してそれらの背後にある「理由」を子供にもわかりやすく解説し、民俗学という学問が「科学」の所産であることを印象付ける一冊。
昭和25年に子供たちにむけて語られた希望
古きを見つめて未来を良きものとしよう、他郷を知って故郷を理解しよう、教育者としての宮本常一は小中学生に向けて平易で静かで希望に満ちた口調で語る。さまざまな土地の暮らしのたて方や姓の分布から読む人々の移動、年中行事のいろいろを語り聞かされた子供たちは「僕達の村ではどんなふうだろう」と自然に考え進めることができたのではないだろうか。まだ遅すぎないかもしれない、見つめるべきものが残っているうちに私達はふるさとの生活を顧みよう。「それは例えばよその土地ではこんなふうですよ、あなたの土地ではどうですか」そんな問いかけがたくさん並んでいて、どこから読んでも楽しく興味深い。
講談社
庶民の発見 (講談社学術文庫) 日本文化の形成 (講談社学術文庫) 民俗学の旅 (講談社学術文庫) 塩の道 (講談社学術文庫 (677)) 女の民俗誌 (岩波現代文庫―社会)
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