そして振り出しに戻る。
深田恭子の演技自体は、彼女としては平均レベルかな。それでも充分可愛いですけど(笑)。 このドラマはむしろ和久井映見のドラマとして見るべきかもしれません。ほとんど一世一代ではないかと思えるほど鬼気迫る演技をしています。このドラマに限りませんが、深田恭子って、共演する役者さんたち(特に女優さん?)を本気にさせてしまうようなところがあるようです。まあ、ただ画面に登場するだけで他の役者を食ってしまう深田恭子の天性の存在感には、最高の演技で対抗するしかない、っていうことでしょうけど。 ドラマの筋立てとしては、途中まではギリシャ悲劇を思わせる展開で一気に破局に突き進むか、と思ったのですが、最後の方で2転3転して、なんだか消化不良なような気もしました。まあ、現代の日本のTVドラマとしては、最後は日常の中に回帰していくしかない、っていうことかもしれませんが。
ちょっとせつなく・・・ちょっぴりドロドロ系!?
先生と生徒の立場で惹かれ合いながらも、ある事情で自然消滅してしまった二人、直ちゃん(渡部篤郎さん)と夏澄(フカキョン)。 5年後、姉のフィアンセとして紹介されたのは、直ちゃんだった・・!! 直ちゃんへの変わらぬ想いを抱いていたが、「義理の兄妹」という新しい関係、現実を受け入れるがために、直ちゃんを諦め、姉を祝福してあげようとする健気な妹・夏澄役をフカキョンがうまく演じています。また恋愛の神様と呼ばれながらも、実は恋愛に非常に臆病な夏澄の姉・朋子役の和久井映見が、自信家の恋愛エッセイストという表の顔と、悲しい過去を持つ臆病な女性という裏の顔をうまく演じわけ、彼女の心に潜む闇の部分が現れる数々のシーンでは、言動が意地悪というよりは怖いくらいです。 せつな!くもドロドロした恋愛ドラマなので、好き嫌いが出ると思いますが、主題歌・宇多田ヒカルさんの「SAKURAドロップス」を聞きながら、タイトルバックに流れる沢山の綺麗な桜が、このドラマと見る人の気持ちを盛り上げてくれています。
ポニーキャニオン
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